ご挨拶
こんにちは、名を東西亭まなえもんと発します。
生まれは関東、育ちも関東、マッキーのオジキに仁義を切るため、こうして参上した次第でございます。
「競馬は予想ではなく、思想だ。」この理念に共感できることは大変すばらしいことであり、思想であるからこそレース毎の信念がブレることは無く、目の前の外れだけに囚われない丈夫な心を持ち、いつも静かに笑っていられる訳です。
さて、そんな私の信念は「調教」でして、プロが見据えたケイコであれば、それを信じ、また調子の上下をつかむことができるであろうというところに端を発しております。
信じるところから始めてみましょう、しらさぎステークス2026。
展開からハマるラベル
ミドルペース想定。夏が本格化する前の雨の多い時期であることから、重馬場想定。
ペースとしては標準であるものの、展開を引っ張るのはシンフォーエバー、メタルスピードあたり。
持久力が問われるレースになりそうで、そうであれば、自分のペースを生かし、脚を溜めながら上がりが使える子を求めたい。
となった際には、いつだって加速ラップを踏んでいる子が良いでしょうが今回は余計にその持久力対決に対しての評価を上げていきたいです。
ラベルは以下の通りとし、各馬について見ていきます。
- 前で噛み合う
- 好位で噛み合う
- 中団で噛み合う
- 流れ待ち
このうち、今回のレースでハマりそうな「好位で噛み合う、中団で噛み合う子」を探していく、という考え方です。
調教時計と展開位置取りをAIに読ませ、そこから検討を行っています。
各馬のラベル評価・短評
スマートワイス
ラベルとしては、「前で噛み合う」。
中2週という間隔ながらビシバシと追ってくることの出来るデキの良さが評価できます。
また、追い切りはすべて一杯となっており、いずれも加速ラップ。ここは本調子として見てよいです。
大久保厩舎らしい坂路の加速ラップが美しく、オープン初戦で評価が上がっていないのであれば面白い存在でしょう。
ファインライン
ラベルとしては、「中団で噛み合う」。
毎回調教がきっちり動く子でありながらレースの展開に恵まれなかったり前に馬がいて追えなかったり、能力全開で走りきることが出来ないことが多いんですよね。
今回も出色の終い11.9秒を坂路で叩き出し、デキは申し分のないところ。
重馬場で勝ち切ったこともあることから、ラベル×デキの良さで一発あるのではないかと期待を寄せている一頭です。
メイショウシンタケ
ラベルとしては、「中団で噛み合う」。
言わずと知れた「サマーマイルシリーズ」で優勝したことのある馬。ともすれば、夏場に調子を上げてくることも考えられますね。2024年に開催された前身の米子ステークスで5着、0.4秒差。2023年の勝ち馬でもあります。
追切としても軽快そのもの。近走の不振に目を瞑るかどうか。考え方ひとつではあると思いますし、決して走らないという子ではないはずです。ただ、その過去の好走を考えるには年月が経ちすぎてはいますかね…。
毎度のような出遅れがもう少し改善されればというところ、位置を取って弾けられる追い切りに紐づけば。
ブエナオンダ
ラベルとしては、「好位で噛み合う」。
須貝厩舎らしい坂路12秒台加速ラップ。特筆するほど素晴らしい、というところはありませんが変わりなく順調。
中間追い切りでは減速ラップを踏んだ追い切りであるものの、かといって全体時計が速い内容なので評価を下げることもなく。
重馬場を克服していけるかどうかというポイントが最大の焦点になるのでは、と見ています。
ファーヴェント
今回目を惹く1頭がこのファーヴェントでした。
ラベルとしては、「好位で噛み合う」。
中間坂路で騎手騎乗でありながら自己ベストを叩き出し、最終では終い11.9秒の加速ラップ。
調子はますます上昇といったところで、調子の良さが追い切りの時計にいかんなく発揮されているように見て取れます。
今回の綺麗なラップを踏んで加速できていることは評価すべきと思っているので、是非買いたい1頭ですが、やはり重馬場がネックでしょうか。
シンフォーエバー
ラベルとしては、「流れ待ち」。
鞍上には吉村誠之助ジョッキー。逃げに逃げるかどうかが期待されるところですが、逃げ馬2頭並び立たず。1レースに逃げ馬は2頭いないわけですから展開に左右されるところがあるが故のラベルですね。
毎回テンを飛ばして終いが減速する=逃げる というようなケイコを続けている子ですが、今回折り合い重視の追い切りをしているように思えます。
とすると、逃げまでは無くても先行して番手を取って抜け出す競馬にもなりそうですね。展開を握るかどうかに注目です。
キープカルム
ラベルとしては、「中団で噛み合う」。
時計が毎回速く目立つ子であるだけに、今回の時計には不満が残ります。
前年のしらさぎステークス覇者、チェルヴィニアに勝った実績も評価したいところではありますが、その追い切りの内容に差を感じてしまうのが正直なところです。
一杯で終いを要す、というところは今回の狙い所と少しズレている印象を受けています。
サイルーン
ラベルとしては、「流れ待ち」。
近走の位置取りが相当後方であり、展開が向けば…という評価ではあるものの、やはり雨実績があることに強み。
中間ウッドの時計は出色で、半マイル追いの多い堀厩舎ながらもしっかりと負荷をかけているところが良いですね。
しっかりと追いつつ、輸送も見据えた調教過程にも好感。力はしっかりと出せる印象です。
ファンダム
ラベルとしては、「好位で噛み合う」。
調教師自らが熱心に追い切りを熟す実力馬の1頭。
追い切りは好調そのもので、何ら評価を下げることはありません。が、毎回レースで走って今一つその実力を発揮出来ていない印象があります。
オープンやリステッドで着内に来れるだけに内を溜めて終いを伸ばす調教と紐づく良いレースになれば、と思っています。
エルトンバローズ
ラベルとしては、「好位で噛み合う」。
この子を信じて何度救ってもらったか思い出せないくらいには好きなお馬さんです。
杉山晴紀厩舎と言えば、坂路の加速ラップそれこそ終い12.0秒を切ってくる際にはビシッと評価を上げられるリーディング厩舎です。
気になることは主戦となる西村敦也騎手が府中牝馬ステークスのビップデイジー騎乗となり、今回は松若騎手。
この裏側が気になるところであり、今回松若騎手が追い切りに乗ってコンタクトを取っているものの、全体時計はさほど速くない加速ラップの最終追い切り。
中間はウッド一杯びっしり追っているからこその内容かもしれませんね。前走のマイラーズカップと同じくらいの時計であれば更に狙い所になる…と思っていただけにこの点がどうでしょうか。
エコロアルバ
ラベルとしては、「中団で噛み合う」。
時計を見て、ああ、やっぱり調子が良いんだなあとスッと思ってしまえる時計、ラップ。
ウッド好時計オンリーというところがポイントで、坂路教信者としては乗ってきて更にプラス評価というところでしたが、これで充分仕上がっているでしょうね。
レース中団から脚を伸ばしてサウジアラビアRC同様の走りが出来るようなケイコをイメージ出来ます。
カズミクラーシュ
ラベルとしては、「流れ待ち」。
中間の時計は出色で、12秒台坂路加速ラップを踏んでいるところが好印象です。吉岡厩舎ならではのラップで、この時計は走る傾向にあるものの、最終追い切りが幸騎手騎乗で非常に軽い内容。
とはいえ、過去これで好走している子なだけにパターンとしては一切問題が無いのでしょうし、吉岡厩舎ですしね。
2勝を川田さんが挙げていますが、それ以外は別の騎手での勝利であり、騎手に従順なイメージを持っているので自在に走らせてあげられれば。
メタルスピード
ラベルとしては、「流れ待ち」。
斎藤誠厩舎らしい良い仕上げと見ていて、ウッドと坂路をバランスよく乗っているところに好印象です。
中間には調教の動くジーネキングを先行させ、追いつかせるケイコ。
最終には反対に、自分が先行し、僚馬に追いつかせてあげるようなケイコ。
単走ではなく、並走して中間・最終と逆のケイコをしているその真意を想像するのがとても面白いですね。
時計としても評価できる内容のもので、この子も一発あって良い存在と見ています。
ミニトランザット
ラベルとしては、「中団で噛み合う」。
馬なり主体で時計は目立つものではない…。のですが、全体ゆったりでも終い11.1秒で切れたウッドの評価、
また、坂路12秒台をどう見るかがポイントになってきそうな子です。
前走から見ると上昇(中山ダービー卿チャレンジトロフィー4着)とは見えるのですが、過去好走しているときは更に加速ラップを踏んでいるようにも思え、縦の評価としては更に走れるのではないかという期待もしてしまいます。
ショウナンアデイブ
ラベルとしては、「流れ待ち」。
前走逃げた形もあって、ラベルとしては流れ待ち、ということになりましたかね。
高野厩舎のおなじみ、坂路2本でしっかりと乗り込んできました。時計はいつも通り順調、この馬の形でしょう。
堅実に走れるようになった昨今で池添騎手継続騎乗ですし、狙っても面白い存在であることは確か。
しかし、いつも通りということは、勝ち切るまではない印象でもあり、もう一つコレと分かる形で勝負気配を感じたら更にという気持ちではありました。
スリールミニョン
ラベルとしては、「前で噛み合う」。
12秒台坂路加速ラップ、仕上がりについては申し分のない状態です。
前目につけてどこまで粘れるか、というところですが、今回の狙い所からは外れているラベルとなっています。
もし、どスローになって前で粘れるというところもあるなら買いの一手ではありますし、永島騎手とスリールミニョンには並々ならぬ信頼関係がありますからね。
このコンビを応援している方からしたら、今回も頑張ってほしいことでしょう。
スイープアワーズ
ラベルとしては、「流れ待ち」。
加速ラップ信者としては、過程がどうなんだろうと思っている子なんですね。
減速ー加速ー減速という中間~最終追い切りのラップを見ているときに、気性の難しさがあるのかなと思ってしまう子なんです。
折り合いというのは重馬場の時にピタリとハマるというお話を聴いたこともあるので、では狙い所としてはここではないかと自分の中のゴーストが囁くこともあるのですが…。
国分優作騎手とも大変手が合っている印象ですし、ノーチャンスとは全く思っていない1頭です。
タガノエルピーダ
ラベルとしては、「前で噛み合う」。
全体がゆるっとした時計から終いを伸ばすような調教を施してきた中で、今回はポリトラック追い切り。
斎藤祟史厩舎の最近の形として徐々に浸透してきたものの、個人的にはこのポリトラックがプラスに働くかの未知数に賭けたいかと言われたら何とも言えないところです。
ラベル的な噛み合いというところを考えても今回は難しいところなのかなあと思ったりもします。
ラベルまとめ
前で噛み合う
①スマートワイス、⑯スリールミニョン、⑱タガノエルピーダ
好位で噛み合う
⑤ファーヴェント、⑩エルトンバローズ、④ブエナオンダ、⑨ファンダム
中団で噛み合う
②ファインライン、⑭ミニトランザット、⑪エコロアルバ、③メイショウシンタケ、⑦キープカルム
流れ待ち
⑧サイルーン、⑬メタルスピード、⑥シンフォーエバー、⑮ショウナンアデイブ、⑫カズミクラーシュ、⑰スイープアワーズ
加速ラップを重く見て、今回の展開に寄せた結果をAIに読み取らせてみました。
- ⑤ ファーヴェント
- ⑩ エルトンバローズ
- ④ ブエナオンダ
- ⑨ ファンダム
- ② ファインライン
- ⑱ タガノエルピーダ
この並びです。参考になれば嬉しいですね。
最後に
当たらなければ意味がない。
この言葉が出てきてしまうとき、自分の精神状態は「お金」を第一優先としてしまっていることに気付いたんですね。
競馬をやる以上お金はついて回りますが、外れた結果のみにフォーカスし、劣等感のみを覚えてしまうのは勿体ない。
そんな風に思ったら良いですよねえ。思うのが難しいんですけども。
勝っても、外れても、変わらずに楽しめるその瞬間があればそれでいいと思うのに、それ以上それ以上と求めすぎるが自分の性でしょうか。
それ以上を求める気持ちを失ったらそこで向上心も無くなってしまうので、その塩梅をどう探していくかどうかですかね。
折り合い、叩き合い、末脚伸ばして。競馬から学ぶことが多すぎて、人生と紐づけるのはあまりにも容易ですね笑

