東京優駿(日本ダービー)2026回顧|ロブチェンは強かった。ただ、リアライズシリウスの敗戦はかなり悔しい

  • URLをコピーしました!

日本ダービー2026、終わりました。

勝ったのはロブチェン。

皐月賞に続いて、日本ダービーも勝利。
クラシック二冠達成です。

これはもう、素直に強かったです。

皐月賞では逃げてレコード勝ち。
今回は中団の外で構えて、直線では外からしっかり脚を使って差し切り。

同じ勝利でも、内容はまったく違いました。

逃げても勝つ。
控えても勝つ。
中山でも勝つ。
東京でも勝つ。

ここまで見せられると、能力最上位という評価は間違っていなかったと思います。

ただ、個人的にはリアライズシリウスと津村騎手をかなり応援していました。

津村騎手は同年代ということもあり、特別な思いがありました。

本人が一番無念だと思います。
それは分かっています。

でも、ファンとして見ていても、正直かなり悔しいレースでした。

今回の回顧テーマ

ロブチェンの強さを認めたうえで、リアライズシリウスの敗戦と、馬券で拾えなかったバステールをどう整理するか。

目次

レース結果

着順 馬番 馬名 人気 騎手
1着 17 ロブチェン 1番人気 松山弘平
2着 13 パントルナイーフ 4番人気 C.ルメール
3着 5 バステール 11番人気 川田将雅

勝ち時計は2分22秒7。

ロブチェンは皐月賞に続くクラシック二冠。

2着は皐月賞14着から巻き返したパントルナイーフ。

3着は皐月賞11着から巻き返したバステール。

結果だけ見ると、皐月賞組の巻き返しと、二冠馬の完成度が同時に出たレースでした。

ロブチェンは本当に強かったです。ただ、リアライズシリウスを応援していた側としては、かなり悔しいダービーでした。

レースはスロー。ただ、普通のスローではなかった

1000m通過は60秒7。

数字だけ見ればスローペースです。

ただ、今回のレースは「ゆったり流れて、直線だけの瞬発力勝負」という単純なスローではありませんでした。

序盤はメイショウハチコウが先頭。

その後ろにリアライズシリウス。
内にライヒスアドラー。
アスクエジンバラ、マテンロウゲイルも先団。

ロブチェンは中団外。

パントルナイーフも中団。

ゴーイントゥスカイは後方寄り。

この時点では、事前に想定していた本線展開に近かったと思います。

リアライズシリウスは、前を見ながら運べる位置。

ロブチェンは外から構える形。

パントルナイーフも脚を溜める位置。

ここまでは、ほぼ想定通りでした。

ただ、向正面でバステールが一気にポジションを上げました。

これが大きかったです。

最後方から動いて、2番手まで押し上げる。

逃げ馬がレースを壊す展開は考えていました。

でも実際にレースの構造を変えたのは、逃げ馬ではなく、途中から動いたバステールでした。

ここは完全に見落としていました。

リアライズシリウス

3コーナー手前で、リアライズシリウスが先頭に立ちました。

これは結果論で見ると苦しくなりましたが、責める競馬ではないと思います。

むしろ、勝ちに行った競馬でした。

ロブチェンを外から自由にさせすぎない。

スローのまま直線だけの勝負にしない。

自分の持続力を使って、早めにレースを動かす。

この判断自体は、リアライズシリウスの良さを出すためのものだったと思います。

ただ、残り300mで苦しくなりました。

ここが本当にやるせない。

東京適性。
左回り実績。
追い切り。
枠順。
前走内容。

買う理由はかなり揃っていました。

実際、レースの途中までは「これはある!」と思わせる形でした。

でも、最後の直線で踏ん張り切れなかった。

距離なのか。

早めに動いた分なのか。

スローから途中で脚を使う形がきつかったのか。

あるいは、単純にロブチェンとパントルナイーフの末脚が上だったのか。

リアライズシリウスは力を出せなかった馬ではないです。

力を全力で出しに行って、最後に止まった馬。

力を出しきれずに終わった敗戦ではなく、勝ちに行った結果の敗戦。

だからこそ、だからこそ悔しいんです。

ロブチェン

ロブチェンは8枠でした。

事前には、ここを不安材料として見ていました。

外から位置を取りにいく必要がある。

マークされる立場。

皐月賞とは違う競馬になる。

これは間違っていなかったと思います。

実際、今回は皐月賞のような逃げではありませんでした。

中団の外で構えて、直線で外に持ち出されて、そこからしっかり伸びた。

これが強かった。

私は「能力最上位だけど、8枠で馬券評価は少し下げる」と見ていました。

ただ、結果的には能力で克服しました。

しかも、逃げ切りではなく差し切り。

この勝ち方は素晴らしいの一言です。

皐月賞で逃げて勝った馬が、ダービーで控えて勝つ。

これはブランドとしてもかなり価値があると思います。

ロブチェンに関しては、疑ったというより「馬券の入口にするかどうか」で悩んだ馬でした。

ただ、今回の結果を見ると、少なくとも三連複の1列目候補には残すべきでした。

能力最上位馬を、展開不利だけで1列目から外すと、こういう負け方になります。

これは馬券面では反省です。

パントルナイーフ

2着はパントルナイーフ。

これは評価できていました。

皐月賞14着は数字だけ見ると厳しい。

ただ、前走はまともに脚を使えたレースではありませんでした。

東京替わり。
状態上昇。
ルメール騎手。
差しが届く馬場。

ここは買う理由がありました。

実際、直線ではロブチェンと併せ馬の形で伸びて、ゴール寸前まで勝つかという内容。

前走着順だけで切る馬ではなかった。

そこは見えていたと思います。

ただ、馬券上は⑪リアライズシリウス軸に寄せすぎたため、活かし切れませんでした。

パントルナイーフを、差し展開の中心として2列目に置いたこと自体は悪くなかったと思います。

問題は、その相手の軸をリアライズシリウス1頭に固定したことでした。

リアライズシリウスは、力を出せなかった敗戦ではなく、勝ちに行って止まった敗戦。だからこそ余計に悔しいんです。

最大の見落としはバステール

3着はバステール。

ここが今回の一番の反省です。

事前には、バステールについてこう見ていました。

調教は良い。

3枠5番も良い。

川田騎手も怖い。

ただ、皐月賞11着。

過去傾向では厳しい。

調教だけで買い切るには根拠が足りない。

だから本線からは外す。

見解の時点では、そう判断してました。

調教だけでは買えない。

でも、バステールは調教だけの馬ではありませんでした。

今回のバステールは、

3枠5番。

川田騎手。

スローを読んで向正面で動ける馬。

最後方から位置を押し上げる判断。

特に、向正面で一気に2番手まで動いたところ。

あれでレースの質が変わりました。

逃げ穴はマテンロウゲイルで見ていました。

でも、今回の本当の穴展開は「逃げ」ではなく、向正面で動く馬でした。

ここを拾えなかった。

これは大きな反省です。

今後は、穴展開を考える時に、逃げる馬、前で粘る馬だけではなく、スローを見て途中から動ける馬まで入れないといけないですね。

ゴーイントゥスカイは強かった

ゴーイントゥスカイは大外から強烈に伸びてきました。

3着には届きませんでしたが、内容は悪くなかったです。

青葉賞組の壁は意識していました。

ただ、東京2400mで走れる馬としての評価は必要でした。

今回もまさにその通りで、東京の長い直線ではしっかり脚を使っています。

この馬は、展開ひとつで馬券内があったと思います。

相手評価は間違っていなかったですが、勝ち切り・軸までは見づらいという判断も大きくはズレていなかったと思います。

馬券の反省

今回の買い目は、⑪リアライズシリウスを1列目固定にした三連複でした。

1列目
⑪ リアライズシリウス
2列目
① ライヒスアドラー、⑥ コンジェスタス、⑬ パントルナイーフ、⑰ ロブチェン
3列目
① ライヒスアドラー、② マテンロウゲイル、⑥ コンジェスタス、⑫ アスクエジンバラ、⑬ パントルナイーフ、⑭ ゴーイントゥスカイ、⑰ ロブチェン

結果は、

⑰ロブチェン。
⑬パントルナイーフ。
⑤バステール。

なので、不的中です。

一番の問題は、⑪リアライズシリウス固定。

今回のように、能力最上位の⑰ロブチェンがいて、かつ⑬パントルナイーフの巻き返しも見えていたなら、1列目を⑪だけにするのは馬券的に少し攻めすぎでした。

理想に近かった形は、

1列目:⑪⑰

2列目:⑬⑰

3列目:①⑤⑥⑫⑬⑭

もしくは、

1列目:⑰

2列目:⑪⑬

3列目:①⑤⑥⑫⑭

こういう形でした。

特に⑤バステール。

ここを3列目に入れられなかったのが痛いです。

バステールは「嫌う寄り」ではなく、展開を壊せる3列目穴でした。

今回の学び

今回の一番大きな学びは、これです。

穴展開は、逃げ馬だけが作るものではない。

スローを見て、向正面で動く馬もレースを壊せる。

今回のバステールがまさにそれでした。

逃げ穴をマテンロウゲイルで見たこと自体は悪くなかったと思います。

でも、展開を変える馬を「逃げ馬」に限定してしまった。

これが足りてなかったです。

展開優位やポジションで再現性を見るなら、次からはこうしたいです。

逃げ馬
序盤から隊列を作る馬
好位先行馬
前を見ながらロスなく運ぶ馬
途中進出馬
スローを見て向正面から動ける馬
差し馬
脚を溜めて直線で伸びる馬

今回のバステールは、途中進出馬でした。

そして、ロブチェンは能力で外から差す馬。

パントルナイーフは脚を溜めて差す馬。

この2頭を評価できていたのに、バステールを拾えなかったことで馬券は外れました。

最後に

ロブチェンは強かったです。

これはもう認めるしかありません。

皐月賞を逃げて勝ち、ダービーを控えて差し切る。

二冠馬として文句なしの内容でした。

パントルナイーフも立派でした。

前走14着からここまで巻き返したのは、やはり能力がある証拠です。

そしてリアライズシリウス。

本当に悔しいです。

津村騎手も、当然一番悔しいと思います。

こちらはただのファンです。

それでも、同年代の騎手が有力馬でダービーに挑んで、勝ちに行く競馬をして、直線で苦しくなる姿を見るのは、なかなか来るものがありました。

でも、あの競馬は無茶な競馬ではなかった。

勝ちに行った競馬でした。

だからこそ悔しいし、だからこそ次も見たいです。

馬券は外れました。

ただ、今回の外れ方にはかなり学びがあります。

能力最上位馬を1列目から外しすぎないこと。

穴展開を逃げ馬だけで考えないこと。

スローを読んで途中から動ける馬を、3列目穴として拾うこと。

この3つは、次に必ず残したいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次