ラジオNIKKEI賞2026|レース回顧
内前を買ったが、勝ち切ったのは外から脚を使えたサノノグレーターだった
結果は⑬サノノグレーター、⑧ディールメーカー、⑤リッツパーティー。 こちらは①ルージュボヤージュから入りましたが、1枠1番で前目を取れたにもかかわらず、最後は踏ん張れませんでした。 今回は「内前を買う」という判断のどこが合っていて、どこを間違えたのかを整理します。
皆さんお疲れ様です。期待値のマッキーです。
ラジオNIKKEI賞の回顧です。
最終見解では、①ルージュボヤージュを中心にしました。 買い目は単勝①、ワイド①-⑤、①-⑧。
結果は、⑬サノノグレーターが1着、⑧ディールメーカーが2着、⑤リッツパーティーが3着。 相手で拾った⑧と⑤は来ましたが、中心の①が崩れて不的中です。
今回の回顧で一番大事なのは、「内枠から前目を取れたのに、なぜ①ルージュボヤージュは残れなかったのか」です。
今回の回顧テーマ
1枠1番で前目を取れることは評価しました。 ただ、今回足りなかったのは「その位置で最後まで踏ん張れるか」の見極めです。 内前を買うなら、位置取りだけではなく、平均ペースで前を受けて止まらない持続力まで見る必要がありました。
レース結果
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 通過順 |
|---|---|---|---|
| 1着 | 13 | サノノグレーター | 10-11-11-11 |
| 2着 | 8 | ディールメーカー | 1-1-1-1 |
| 3着 | 5 | リッツパーティー | 2-2-2-2 |
勝ち時計は1分45秒2。 前半1000mは59秒0で、開幕週の福島芝としては平均ペース。 速すぎるわけではありませんが、前だけでそのまま押し切れるほど楽な流れでもありませんでした。
2着のディールメーカーは逃げ、3着のリッツパーティーは2番手。 ここだけを見ると前は残っています。 ただ、勝ったサノノグレーターは外から差し切りました。
馬場は「内前だけ」ではなく、前も残るが、外から長く脚を使える馬も届く状態でした。
レースの流れ
スタートで⑫ローベルクランツが立ち遅れ。 ⑧ディールメーカーがハナに立ち、1コーナーを先頭で回りました。 ⑤リッツパーティーが2番手、①ルージュボヤージュは内の3〜4番手。 外に⑪コロナドブリッジ、近くに⑥コルテオソレイユという隊列です。
①ルージュボヤージュは、位置取りだけなら悪くありません。 1角2番手、2角3番手、3角4番手、4角3番手。 内枠から前目で運ぶという最終見解の前提に近い形は作れています。
直線では、逃げた⑧ディールメーカーがもう一度伸びて押し切り態勢。 ⑤リッツパーティーが2番手をキープ。 そこへ大外から⑬サノノグレーターが伸びて、最後に差し切りました。
①ルージュボヤージュの敗因は、位置取りの失敗というより、前目で平均ペースを受けた時に最後まで踏ん張れなかったことです。
見立てのミス
最終見解では、①ルージュボヤージュを「1枠1番から逃げ、または番手で収まれるなら買える馬」と見ました。 この考え方自体は、大きく外れてはいません。 実際に前目は取れています。
ただ、そこで止まったのが反省点です。 こちらの見立てでは、「前目を取れること」を評価しすぎました。 本来は、その次に「前目を取ったあと、重賞の平均ペースで最後まで脚が残るか」まで見ないといけませんでした。
ルージュボヤージュは、テンが速い逃げ馬というより、スタートを決めて前目でリズムを作る先行型です。 今回も位置は取れました。 ただ、⑧ディールメーカー、⑤リッツパーティーの後ろで運んで、直線で同じ脚を使えなかった。
「内枠で前に行ける」と「重賞の平均ペースで前を受けて粘れる」は別の話でした。
今回の一番の修正点はここです。 内枠先行馬を買う時は、枠と位置だけで買わない。 その位置でどれだけ脚を使わされるか、最後まで止まらないだけの裏付けがあるかを見る。 ここが甘かったです。
合っていた部分
完全に外したレースではありません。 相手評価はかなり近いところまで来ていました。
⑧ディールメーカーは、4枠8番から好位の外で運べるなら評価できる馬として相手に入れました。 実際は好位どころかハナへ行き、最後まで粘って2着。 距離延長で追走が楽になる可能性、前走ニュージーランドTの内容を見直した点は良かったと思います。
⑤リッツパーティーも、相手最上位で評価しました。 3枠5番、54キロ、好位で運べる脚質。 この馬は最終見解通り、今回の流れに乗れる馬でした。
⑧ディールメーカーと⑤リッツパーティーを評価できていた点は、今回の見立てで次につながる部分です。
ただ、馬券は中心馬を間違えると届きません。 今回は、相手の選び方よりも、中心馬の選び方で負けたレースです。
各馬回顧
13 サノノグレーター
勝ったサノノグレーターは、強い内容でした。
前走の皐月賞では、最初のポジションが取れず、後方から脚を使って9着。 田辺騎手のコメント通り、展開頼みになる面はありました。 そのため最終見解では、7枠13番から後方になるなら単勝では買いづらいと見ました。
しかし今回は、前半1000m59秒0の平均ペースで、前の2頭が粘る中を大外から差し切りました。 これは展開だけでなく、馬自身の持続力と末脚の質が高かったと見ます。
葉牡丹賞の2歳コースレコードは、やはり軽く見てはいけませんでした。 開幕週の速い馬場そのものは、この馬にも合っていました。
「後方からになるから届きにくい」と見た一方で、速い時計の馬場で脚を使える強みを少し下げすぎました。
8 ディールメーカー
ディールメーカーは、こちらの相手評価が合っていた馬です。
前走のニュージーランドTは、中山1600mの外枠で馬場に脚を取られながら0秒3差4着。 内容は悪くありませんでした。 今回は4枠8番で、前走よりロスを抑えて運べる可能性がありました。
実際はハナに立つ形。 これは想定より前でしたが、結果的には積極的に行ったことが良かったです。 直線でも簡単には止まらず、最後まで粘って2着。
距離延長も問題ありませんでした。 むしろ、マイルよりも追走に余裕が出て、前で運びやすくなった印象です。
この馬を相手に取れたのは良かったです。 ただ、①からしか買っていないので馬券にはつながりませんでした。
5 リッツパーティー
リッツパーティーは、最終見解で相手最上位にした馬です。
前走の時計、3枠5番、54キロ、横山武史騎手。 この条件なら好位で運べると見ました。 実際に2番手で運び、直線でも最後まで残っています。
重賞初挑戦で3着。 勝ち切れなかったとはいえ、力のあるところは見せました。
ただ、こちらとしては、この馬を相手ではなく中心にする選択肢もありました。 1番人気でしたが、5倍台なら極端な過剰人気ではありません。 ①ルージュボヤージュよりも、重賞の平均ペースで前受けして粘る裏付けはこちらの方がありました。
結果論ではありますが、今回の条件で一番買いやすかった先行馬は⑤リッツパーティーでした。
1 ルージュボヤージュ
中心にしたルージュボヤージュは10着。 これは反省が必要です。
ただ、騎手が位置を取れなかったレースではありません。 1角2番手、2角3番手、3角4番手、4角3番手。 1枠1番から前目で運ぶ形は作れています。
問題は、その形でも最後に踏ん張れなかったことです。 前走は少頭数でのびのび先行できました。 今回は多頭数の重賞で、外にも先行馬がいて、平均ペースで流れました。 その中で前を受けると、最後の脚が残りませんでした。
つまり、今回の敗因は「内枠を生かせなかった」ではなく、「内枠を生かして前目を取ったが、そこで力を使ってしまった」と見るべきです。
次にこの馬を買うなら、少頭数、牝馬限定、またはもう少し楽に先行できる組み合わせが条件です。 多頭数重賞で、前に行きたい馬が多いレースでは、今回と同じ負け方を想定しておきます。
12 ローベルクランツ
ローベルクランツはスタートで立ち遅れて後方から。 6枠12番でトップハンデ、さらに出遅れとなると、福島1800mでは苦しくなります。
最終見解では、人気を背負って外を回されるなら優先順位を下げるとしました。 その判断は大きく間違っていません。
地力はあります。 ただ、この条件ではスタートと位置取りのリスクが大きく、今回は買い目から外して正解でした。
次に修正すること
今回の最大の反省は、内枠先行馬の評価です。
1枠1番は確かに有利でした。 ただ、内枠を引いたからといって、必ず楽に前で運べるわけではありません。 そして、前目を取れたとしても、平均ペースで前を受けて最後まで止まらないかは別問題です。
今回の修正点
- 内枠先行馬は、テンの速さと持続力を分けて見る
- 「前に行ける」だけでなく「前を受けて残れる」かを確認する
- 少頭数で前に行けた馬を、多頭数重賞でそのまま評価しない
- 開幕週でも、外から長く脚を使える馬が届く馬場はある
- 相手評価が合っている時ほど、中心馬の選択を厳しくする
今回、⑧ディールメーカーと⑤リッツパーティーを拾えていたことは悪くありません。 ただ、①ルージュボヤージュを中心にしたことで馬券は外れました。
次からは「内枠で前に行ける馬」ではなく、「内枠で前に行っても最後まで脚を残せる馬」まで確認します。
最後に
今回は、内前を買うという方向性だけなら完全に間違いではありませんでした。 2着は逃げた⑧ディールメーカー。 3着は2番手の⑤リッツパーティー。 ただ、勝ったのは外から脚を使った⑬サノノグレーターです。
そして、こちらが中心にした①ルージュボヤージュは、前目を取れたにもかかわらず止まりました。 ここを騎乗だけで片づけると、次に同じ失敗をします。
反省点は明確です。 内枠、先行力、1800m実績、オッズ。 そこまでは見ました。 足りなかったのは、重賞の平均ペースで前を受けて、最後まで止まらないかの確認です。
馬券は外れました。 ただ、相手で拾った⑧と⑤は走っています。 このズレを次に修正します。

